【連載4】克服のための行動

この記事を書いている人
山口健太(やまけん)
一般社団法人日本会食恐怖症克服支援協会 理事長、心理カウンセラー。

自身が会食恐怖症に悩んだ経験から、その悩みを解決する為の支援活動をしている。年間延べ1000人以上の相談に乗るなど、これまで沢山の会食恐怖症に悩む人と実際に会い、リアルな生の声を聞いてきた。活動はこれまで、日本経済新聞、Yahoo!ニュースなど、多数のメディアでも紹介される。

著書に『会食恐怖症を卒業するために私たちがやってきたこと(内外出版社)』などがある。

こんばんは、山口健太です。


新刊、
『会食恐怖症が治るノート』
発売記念連載の4回目となります。



今日は、

「克服のための具体的な行動」

にフォーカスを当てて、
克服のヒントをお伝えしていきますね!



ちなみに、

「ようやく、会食恐怖症が治るノート買えました\(´ω` )/これからも徐々に向き合って治していこうと思います!」

など、
続々とゲット報告が届いています!


ありがとうございます^^



本を未だゲットしていなくても
なるべく分かりやすく、

ゲットしている方には
さらに理解できるように、
今日もメールを書いていきます!


それでは本題です!


=================
最初に目指すべき状態
=================


まず、
簡単な前回の復習ですが、

前回は、
「まず最初に目指すべき状態」
についてお伝えしましたね!


…覚えていますでしょうか?



以下より
簡単におさらいすると、


●「食べられない」現状



◎「自分が食べたい分だけ食べたらいいや」=「食べたくないんだったら、食べなくていいや」と思える状態



●「誰とでも楽しくご飯を食べられるようになる!」理想


という感じで、
◎を最初に目指していきたいということでしたね!



じゃあ、
どうすればそう思えるのでしょうか?


===================
まず、やりたいこと
===================


具体的な行動としては、

「敢えて○○をする」

という方向性の事を、
スモールステップでやっていきます。

(「敢えて〇〇する」に目を奪われがちですが、「スモールステップ」というのも重要です。)



例えば、
「会食恐怖症には3つのタイプ」
がある事を本書ではお伝えしていますが、


それは、

1.周りに合わせなきゃタイプ
2.吐いたらどうしようタイプ
3.見られるのが嫌タイプ

でしたね。


それぞれ例えば、

1.周りに合わせなきゃタイプ→「周りに合わせなくてもいい」

2.吐いたらどうしようタイプ→「気持ち悪くなってもいい」

3.見られるのが嫌タイプ→「震えを見られてもいい」

みたいに”思えたら”、
症状というのは逆に出にくくなります。



なので例えば、

「敢えて残してみる」
→「残しても周りの人はあんまり気にしないという体験をする」
→「あ、別に残しても大丈夫なんだ」と思えるようになっていく

という事をやっていきたいのですが、
多くの人がやってしまうミスが、

・「頑張って全部食べようとする」

・「周りに必死で隠そうとする」

・「症状を全部消そうとする」

というような事なのです。


とはいえ、もちろん、
その気持ちは分かります!


私自身も、
悩んでいた時はそうやって、
苦しんでいましたから…。


なので!!

今そうであっても別に
自分を責める必要は無いのですが、


ただこれでは、

・「頑張って全部食べようとする」→「食べなきゃ」が強くなり、もっと症状が出やすくなる

・「周りに必死で隠そうとする」→「隠さなきゃ」が強くなり、もっと症状が出やすくなる

・「症状を全部消そうとする」→「気持ち悪くなってはいけない」が強くなり、もっと症状が出やすくなる

というようになる上に、
仮に1回なんとか無事に過ごせても、
考え方が変わってたわけではないので、

また別の機会で同じように
苦しみ続けることになり、
克服にとても至りにくいのです。



だからこそ、

「敢えて○○する」

というような方向性の行動を、
”スモールステップ”
(無理なく挑戦できる範囲)でやっていきます。


(「敢えて残すなんてできないよ〜!」と感じる人は、自分でハードルを高くしすぎている可能性があります!最初はカフェやレストランで飲み物をちょっと残すとかでも良いのです。)



この話はずっとしているのですが、

「会食恐怖症を克服するには、ただ会食に慣れればいい!」←

というような
少し間違った情報もあるようなので、
しっかりとした情報を広めていくために
なんどもお伝えしていきたいと思っています!



ちなみに、
新刊『会食恐怖症が治るノート』の第2章では、
今日の内容を今の自分の状態に合わせて
実行する方法をお伝えしています。


第3章では、
実際の会食場面での不安軽減法をお伝えしています。


第4章では、
ネガティヴな人でも考え方を変える為の理論と、
その実践のためのワークをお伝えしています^^




今ではテレビに
取り上げられたりすることも出てきましたが、

私が悩んでいた時は、

「会食恐怖症を克服する方法」

なんて情報は、
世の中に殆どありませんでした。


あっても、
「病院に行きましょう〜」
くらいのもので

病院に行ってもお医者さんには

「よく分からない」

と言われるだけ、
ということも多かったのです。



だからこそ、
しっかりとした情報を伝えていくことで、
悩んでいる人の力になりたいと思いましたし、

そのために、
色んなところでありとあらゆる勉強をして、
さらには色んな人の話を聞いて、
こうやって本としてまとめることも出来ました。



私が仕事をする上で
意識しているのは、100年。


いや、1000年先の未来に、
良い影響を与える仕事をすることです。


…とはいえ、
何事も言うは易しなので、

本を書くときももちろん、
日々そういった志を忘れないように、
思い出すことも大切にしています。



未だの方は、ぜひ、
本を取ってみてくださいね!


いつもありがとうございます。



次回は、

「吐いたらどうしようタイプ」

をもう少し掘り下げながら
克服のヒントをお伝えしていく予定です!



では、またメールします。




ps1

感想も続々届いています。


〜〜〜以下より〜〜〜

山口さま


こんにちは。

新刊のワーク、少しずつやっています。
ワーク7をやる時にワーク5を見ながらやるのがとてもやりやすいですね。
あと、ワーク9のストーリーを完成させるのも楽しかったです。
克服した自分を想像するのは楽しいですし、想像することに寄って
その未来に近づいていけると思うと嬉しくなります。


私の周りの友達たちはみんなポジティブな人たちばかりです。
その友達たちを観察してみると、みんなすぐに「すみません」と言わないことに気付きました。
たまに「これだけのことをしておいて、ごめんねもないの?」って私が思うこともありましたが、
それは私の心が狭かったということなのでしょうか。
私は結構すぐに謝ってしまうところがあるので、言わないように意識していきたいと思います。

(中略)

どうして自分が会食恐怖症になんてなってしまったのだろうと落ち込むこともありますが、
こうして山口さんと出会えて克服する機会を頂き、さらに人生を楽しく生きるための勉強をする機会も頂きました。
会食恐怖症になっていなかったらこういう機会とは出会わなかったわけですから、
人生って面白いなぁと思います。


おそらく今まで生きてきた中で一番ポジティブな自分です。
周りから変わったねと言われることもあります。



長くなりましたが、今思っていることを書いてみました。


いつもありがとうございます。


〜〜〜〜以上〜〜〜〜

ありがとうございました。


また、
ブログで紹介してくれた方もいましたので、
こちらから読んでみてください!



https://bit.ly/33e0Dw8


この記事も、
なかなか勉強になります!



感想があったりとか、
ブログでの紹介とかをしてくれたら、
気軽にメールなどで教えてくださいね。



それでは、
最後までお読みいただき
ありがとうございました。



山口健太
一般社団法人日本会食恐怖症克服支援協会 理事長



追伸
2020年の情報発信はメルマガが殆どとなっています。高頻度で配信していますので、会食恐怖克服についての情報はこちらのメルマガを読んでみてくださいね。

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ABOUTこの記事をかいた人

山口健太(やまけん)

一般社団法人日本会食恐怖症克服支援協会 理事長、心理カウンセラー。自身が会食恐怖症に悩んだ経験から、その悩みを解決する為の支援活動をしている。日本で初めて会食恐怖症の本を電子出版し、Amazonジャンル別ランキング1位獲得。年間延べ1000以上の相談に乗るなど、これまで沢山の会食恐怖症に悩む人と実際に会い、リアルな生の声を聞いてきた。