【連載9】克服までの道のり&見直したいチェックリスト

この記事を書いている人
山口健太(やまけん)
一般社団法人日本会食恐怖症克服支援協会 理事長、心理カウンセラー。

自身が会食恐怖症に悩んだ経験から、その悩みを解決する為の支援活動をしている。年間延べ1000人以上の相談に乗るなど、これまで沢山の会食恐怖症に悩む人と実際に会い、リアルな生の声を聞いてきた。活動はこれまで、日本経済新聞、Yahoo!ニュースなど、多数のメディアでも紹介される。

著書に『会食恐怖症を卒業するために私たちがやってきたこと(内外出版社)』などがある。

こんばんは、山口健太です。



昨日も、

「治るノートを毎日実践したおかげで嘔吐恐怖症が良くなりました!」

という声もいただくなど、
会食恐怖症が治るノート、大変好評です!



今日のメールでは
克服までのイメージを改めて共有して、

「見直したいチェックリスト」

もお伝えします。


====================
克服までの道のり
====================


治るノートの6章(98ページ〜)では、

私のプログラムを受けて
良くなっていった方の事例を紹介しています。


この部分は、
リアルな声がそのまま載っているので、
共感したり、勉強になったりするはずです!

(なのでぜひ、読んでみてください。)



克服されていった方々の殆ども
最初は、

「長い間悩んできたし、本当に良くなるのかなぁ…」

「良くなれたらいいけど、自分には難しそうだなぁ…」

という感じで、半信半疑です。



ですが、

「やってしまうことで長期化してしまうけど、無意識でついやってしまう行動」(回避行動や、安全確保行動など)

をまず知って少し意識してもらうと、
ちょっとの変化を感じることができます。


その時に、

”少しでも出来たこと”

にフォーカスして、自己評価していくと、
次の行動のモチベーションも湧いていき、
行動を自分から起こしていくようになります。



しかし、

症状には波があるものですから、
一時的にまた悪くなったりすることもあります。

(症状が良くなる過程で誰にでもあります)



これは、

「また元通り…」

というわけではなく、
順調な克服への道のりを歩んでいる証拠です。


振り返って前と比べてみると、
それでもかなり前に進んでいる事にも
気づくでしょう。


こういう時は無理せず休んだり、
ハードルをグンと下げて
出来る事を少しやったらOKにします。


そうするとまた、
元気になっていきますからね!



そうやって次第に
調子が上向きだすと、

”大きな試練”

のような、
お誘いを周りから受けることがあります。



この時は、

「最近調子が良いから、行けるかもしれない…」

と思いつつも、

「やっぱり不安だな…」

とグルグル思考を巡らせる事になりますが、
その時はこれまでやってきたことを復習し、
参加することを決断する人がとても多いです。


(私は「絶対にその会食に参加してください!逃げないでください!」というようなアドバイスはしません。ご自身の意思で参加を決めることが何より重要ですからね!)



そうすると、
思ったよりも大丈夫になり、

「できた!前に進んだ!」

と、実感して、
また克服への歩みを進める事になります^^



よく、

「会食に誘われて最悪だ…」とか、

「いついつまでに治す必要ができた…」とか、

そういった周りや時間(期限)の
プレッシャーを受けることがありますが…


でも、周りから誘われたりとか、
期限を設けられるようなことで、
克服に至るスピードが一気に早くなることが多くあります。


ですから、そういった誘いが、
すべてマイナスというわけではないのです。



そして、
こういった波の繰り返しで、

「この会食は不安もないし楽しみ!」

という機会が増えてきたり。


さらにもう少し進んでいくと、

「あれ、最近会食で不安になることって少ないな…」

と、
”いつの間にか”不安感が少なくなっていき、
そのまま良くなっていくというのが
克服までのイメージです。



【行動はちゃんとしようとしているのに、最近停滞気味だなぁ…】

という人は、
きっとノンフロー状態であると思います。



具体的には、
以下をチェックしてみてください。


・身近に悩みを共有できる人がいない

・忙しすぎて休む時間を確保できていない

・暖かい時間、笑顔で過ごす時間が少ない

・本音を言えずに、我慢をしている

・自分を喜ばせる行動を大切にしていない

・周りからエネルギーを奪われている(特に親や職場などは注意)

・ネガティヴな情報をそのまま受け取っている

・自分の成長のために時間を使えてない

・食生活など生活習慣の乱れがある…など。



また、

「そもそも行動よりも、こういった事の方が大切だと分かっていなかった…」

という場合もあるかもしれませんね!



つまり端的にいうと、

「毎日に安心したり、楽しいと過ごせている時間が多いかどうか」

ってことです!


この土台があっての、
克服のための行動や考え方ですので、
その点はおろそかにしないでくださいね!



「そんなことを言ったって、今はとてもそれどころじゃ…;;」

そんな声も聞こえてきそうですし、
その気持ちはよく分かります。


私も、
目の前のことを乗り切ることが手いっぱいで、
無理をしてしまったことがありますから…。

でも結果的に、
それで好転することはありませんでした。



ですからここで
敢えてズバリ言ってしまえば、
自分を優先できていなければ
状態が悪い事は続いてしまいます。


いつか、
その生き方をシフトしなければなりません。




また、
私が提案したい生き方は、

「みんなでちょっとずつ、お互いをお互いでサポートする」

というような生き方だったりします。



自分が提供できるものと、
自分が欲しいもの。

相手が提供できるものと、
相手が欲しいもの。


それをお互いに回していって、
みんなでちょっとずつサポートしあいながら
生きていくような生き方です。


また、
(自分にも言い聞かせる意味でも)
アカデミーのメンバーにも言ってるのが、

「カウンセラーも相談者さんから学んでいるという姿勢を忘れないで!」

ということです。




状態が良い時は、
周りをどんどんフローにしていくことで
徳を積んでおいて、

状態が悪いときには、
周りから助けてもらえるような状況を
作っていくことも一つ大切だと思います^^


困った時はお互い様、ですからね!



今日は、

・克服までのイメージの共有

・見直したいことを箇条書きでおさらい

しました。



これで今回で新刊、
『会食恐怖症が治るノート』の
連載企画も9回目が終わりました。


次回が最終回となりますが、
大切なメッセージをお伝えするので、
楽しみに待っていてくださいね!



それでは、
最後までお読みいただき
ありがとうございました。


山口健太



追伸
2020年の情報発信はメルマガが殆どとなっています。高頻度で配信していますので、会食恐怖克服についての情報はこちらのメルマガを読んでみてくださいね。

このメルマガを読むと、「なぜ、会食恐怖症が治らないのか?」「どうすれば克服できるのか?」
それらが明確に分ります。

(もちろん無料です。)

身近で困っている人がいたら、ぜひぜひ教えてあげてください!

無料キャンペーン中!

会食恐怖症の本(電子書籍)2冊目

現在もAmazonで有料販売中の「人前での食事や外食ができない!会食恐怖症が1冊でよくわかる本」が無料で読めます。

大手ブログランキング1位、Kindleランキングで1位を獲得した、日本会食恐怖症克服支援協会理事長の山口健太が、”会食恐怖症を克服する為に必要な最低限の基礎知識”をまとめた一冊。「読みやすい、分かりやすい文章」が特徴で学生から大人までスラスラと理解することができる本です。

ABOUTこの記事をかいた人

山口健太(やまけん)

一般社団法人日本会食恐怖症克服支援協会 理事長、心理カウンセラー。自身が会食恐怖症に悩んだ経験から、その悩みを解決する為の支援活動をしている。日本で初めて会食恐怖症の本を電子出版し、Amazonジャンル別ランキング1位獲得。年間延べ1000以上の相談に乗るなど、これまで沢山の会食恐怖症に悩む人と実際に会い、リアルな生の声を聞いてきた。