「会食恐怖症は、
病院に行った方が良いのだろうか・・・」
そんな疑問を持つ方もいるはずです。
そこで今回は、
など、
気になるであろう事をまとめていきます。
それでは、早速行きましょう。
1.何科に行くべき?精神科or心療内科?
まず、病院に行ってみようかなと思った時に、
「何科にいけば良いのだろう?」
と、考える人も多いと思います。
そして、
心の問題を扱うのはだいたい、
- 精神科
- 心療内科
この2つが候補にあがりますが、
結論から言えば会食恐怖症は
「どちらでも治療の対象」となります。
一応簡単に説明すると、
精神科というのは、
うつ病や統合失調症などの、
「心の病気」を扱う科です。
一方、
心療内科の場合は、
ストレス性潰瘍や自律神経失調症などの、
「体の症状の奥に心の問題を抱えている病気」
を扱う科です。
そして、
会食恐怖症(を含めた社交不安障害)の場合は、
心身両面のアプローチが有効とされているので、
どちらでも治療の対象となるのです。
なので、一番大切な焦点は、
「何科を受ければいいの?」ではなく、
「どの医者にかかるのか?」という事になります。
つまり、
社交不安障害に詳しい人のもとで、
診断を受けた方がより良いという事です。
2.おすすめの病院の選び方とは?
そこで、「どうやって病院を選ぶか?」という事ですが、
今であれば、
インターネットで検索する人が多いと思いますし、
それは一つのオススメの方法です。
検索ワードは、
「社交不安障害 病院 (地名)」
という探し方がベターでしょう。
あるいは、
Amazonなどで、
「社会不安障害」
と検索して、
著書を出している人の所に行くのも、
適切な診察を受ける為におすすめの方法です。
一応、
その探し方でいくと、
「医療法人 和楽会のクリニック」
「横浜尾上町クリニック」
「市ヶ谷ひろもぎクリニック」
などが該当しますね。
(これらをオススメしているわけではなく、このような探し方をすると上記のようなクリニックが該当するということです。)
また、
「社交不安障害の本11冊を実際に読んでレビュー!おすすめも厳選して紹介」
でイチオシした本の著者の田島治先生のクリニックは、
「はるの・こころみクリニック」
となります。
※2017年8月追記※
はるの・こころみクリニックの院長の田島治先生は、
当協会のアドバイザーに就任していただきました!
3.そもそも、病院に行くメリットとは?
そして次に、「病院に行くとどうなるの?」
「病院に行くメリットは何なの?」
という事について触れていきましょう。
まず、
「病院に行くとどうなるのか?」というと、
- 問診を受ける
- 必要な場合は検査も受ける
- 薬が処方される
「社会不安障害かどうか?」については、
「社交不安障害チェックリスト50!セルフ診断してみよう」
をやってみる事で、
大体把握出来ますが、
検査や薬の処方は病院ならではです。
「え、検査って何?」
ここで、そう思われた方もいると思いますが、
問診によって内科的な疾患が疑われる場合は、
他の似ている病気との誤診がないよう、
血液検査などを受ける事があるのです。
(ですが、基本的には問診のみとなります。)
ちなみに、
社交不安障害と似ている病気として・・・
パーキンソン病:
ふるえや筋肉のこわばりなどが症状。
人前に出たり緊張すると症状が激しくなる。
本態性振戦:
原因不明の遺伝性の病気。
緊張するとふるえの症状が強くなる。
甲状腺機能亢進症:
甲状腺が肥大し過剰なホルモンが出る事で、
動機やふるえ、多汗などの症状が出る。
妄想性障害:
「自分の視線が他人に不快感を与えている」
そういう思い込みが訂正不能な確認になっている状態。
統合失調症:
訂正不能な奇異な妄想があったり、
幻覚や幻聴などの症状があらわれる。
などがあります。ふるえや筋肉のこわばりなどが症状。
人前に出たり緊張すると症状が激しくなる。
本態性振戦:
原因不明の遺伝性の病気。
緊張するとふるえの症状が強くなる。
甲状腺機能亢進症:
甲状腺が肥大し過剰なホルモンが出る事で、
動機やふるえ、多汗などの症状が出る。
妄想性障害:
「自分の視線が他人に不快感を与えている」
そういう思い込みが訂正不能な確認になっている状態。
統合失調症:
訂正不能な奇異な妄想があったり、
幻覚や幻聴などの症状があらわれる。
そして、
病院に行く一番のメリットはやはり、
「薬が処方される事」
でしょう。
社交不安障害の場合は、
処方される事が予想される薬が3つありますので、
病院に行く事で適切な薬の処方が期待されます。
その他、
会食恐怖症の薬については、
「会食恐怖症は薬で治る?効果や副作用についても」
にまとめていますので一度ご覧ください。
4.会食恐怖症で病院に行くべきなのか?
そして、そもそもの話として、
「会食恐怖症で病院に行くべきなのか?」
という事について触れておきましょう。
私自身は、
「会食恐怖症が治った話を、時系列順で書いていく。」
で書いたとおり、
会食恐怖症を克服する為に
病院や薬を使っていません。
実際、同じように治った方や
症状が良くなった方もいるので、
正しい情報とトレーニングを積めば、
自力での克服は可能です。
ですが、
症状が酷い人であればあるほど、
病院に行くメリットはあると思います。
特に、限局性ではなく、
全般性の社会不安障害の方は、
病院に行って薬を貰った方が
早く治る可能性があります。
全局性と限局性の違いは以下を参照。
「社交不安障害には2つある?|全局性と限局性を解説」
ただ、病院に行っても、「社交不安障害には2つある?|全局性と限局性を解説」
医師や薬が合わないなど、
色々な事が考えられますので、
多角的な視野を持つ事をオススメします。
5.病院の現実・・・
ですが一方で、私が当事者から聞いたリアルな声として、
「病院に行ったけど、医者に”なにそれ?”という扱いをされた」
「とりあえず慰められただけで、お医者さんはよく分かってないみたいだった」
という声を本当に沢山聞いていました。
社交不安障害や会食恐怖症は、
まだまだ歴史が浅いので、
お医者さんでもよく分かってないケースも多いのです。
特に、
「とりあえず近くの心療内科に行ってみよう」
という場合だと、
そのような扱いを受ける可能性があります。
ですので、
病院に行ってみようか迷う人は、
この記事を参考にする他、
「良い医者と出会えるかより、良い仲間と出会えるか」
で書いた通り、
仲間を作る事もおすすめします。
6.最後に
いかがでしたか?病院や薬に頼るのを
嫌がる人も多いでしょうが、
症状が酷く健全な社会生活が
損なわれている場合は、
自分を知る上で1つ大切な事だと思います。
一方、
「自力で克服したい!」
という方は、
以下の記事も読んでみてくださいね。
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