【連載7】新環境での不安、隠そうとしないで。

この記事を書いている人
山口健太(やまけん)
一般社団法人日本会食恐怖症克服支援協会 理事長、心理カウンセラー。

自身が会食恐怖症に悩んだ経験から、その悩みを解決する為の支援活動をしている。年間延べ1000人以上の相談に乗るなど、これまで沢山の会食恐怖症に悩む人と実際に会い、リアルな生の声を聞いてきた。活動はこれまで、日本経済新聞、Yahoo!ニュースなど、多数のメディアでも紹介される。

著書に『会食恐怖症を卒業するために私たちがやってきたこと(内外出版社)』などがある。

こんばんは、山口健太です。



先週、ライブ配信を使って
皆さんの質問などに答えたりしました!


参加された方からも、

「リアルタイムで直接聞いたり回答頂けるので、とても貴重な体験でした^ ^今までもテレビ電話相談?とかオフ会とかやってみたいな、行ってみたいな、でも勇気ないな、、とかで全然出来なかったので、コミニケーションがとれる事が嬉しかったです。また是非して頂きたいと思いました^ ^」

という感想が届いていますが、
その時間中にもこれから大学生になる子たち同士が、

「お互い頑張りましょうね!」

みたいに励ましあってたりなど、
いい時間になったなぁと思いました。


(ライブ配信の様子)



そして今回は、
明日から新年度ということで、

「新しい環境での、不安を軽減させる方法」

についてお伝えしていきたいと思います!


というのも、

「新しい環境で、会食なども増えると思います。どうすればいいでしょうか?」

というようなメールが
沢山届いているからです。


特に、
明日から新社会人になる方、
新大学生になる方からの
メールがめちゃめちゃ届いています。


もちろん、それ以外の方にも、
学びになるようにメールを書いていきますね!



では、本題へいきましょう。


====================
新しい環境は、特に不安で良い
====================


まず大切なこととして、

「新しい環境は特に、不安になるのが当たり前だ」

ということです。


なぜなら、
人間の脳というのは
変化をすることに抵抗するからです。

それが不安という感情になって、
現れていきます。


この場合に出てくる不安は、
新しい環境に順応しようとしている

”前向きでポジティブな不安”

と言ってもいいくらいです。



でも、みんな必死で
不安を隠そうとするわけです。

だから自分だけ、
不安になっている気がする…。


でも、みんな内心は不安でいっぱいです。

そうじゃなかったら、
この時期にこんなにメールが
たくさん届かないわけです。笑



いつも、

「不安でも良い、と考えることで不安は軽減される」

と言っている通りですが、
改めて不安でも良いと思い出してください。



そして、
会食の話です!


====================
新しい環境で治る人も、多数
====================


先日のライブ配信でも言いましたが、

新しい環境に移ることによって、
会食恐怖症が良くなったって人は多数います。



私自身も、
高校の時は酷かったですが、
大学の進学を機に良くなりました。


「自分はもうすぐ社会人になるのですが寮生活に近い職場などで社員食堂で食べなければならないのですがり落ち着くようにするにはどうしたらいいですか?」

という質問も届きましたが、
こんなケースも過去にはありました。


相談に乗っていた新卒社会人の子が、
研修で何ヶ月も一緒に誰かとご飯を
食べられなければいけないということがあったんです。


結果的にどうなったか?

それをきっかけにして、
会食に慣れたこともあり、
良くなっていったのです。



でも一方で、
人によっては新しい環境でストレスが多く、
悪くなるということも考えられます。



じゃあ、その違いは何なのか?


まずは冒頭で申し上げた、
「不安で良い」という考えが頭に無い事。


そしてもう一つ。

これが特に重要なのですが、
それは、

「周りに隠そうとしてしまう事」

だと感じています。



隠すよりも、
うまく伝えることを考えた方が良いのです。


最後に、
こんなメールを紹介します。


〜〜〜〜以下より〜〜〜〜

山口健太様

こんばんは。最近はコロナウィルスで暗いニュースばかりですね。私はとうとう4月1日から社会人になります。
先日、新刊「会食恐怖症が治るノート」を買いました。ワークを進めながら、ポジディブな考えが身につくように四苦八苦しているところです。
でも、時々「このままじゃまずいのでは」「きっとうまくいかない。お先真っ暗だ。」というような負の感情が制御できなくなるときがあります。社会人になることへの不安、(人見知りなので)新しい環境に放り込まれる恐怖も加わっているせいかもしれません。

今日も夕飯を食べながら、突然恐怖が芽生えました。 コロナで入社式、宿泊研修共に延期になってしまったので、1日はいきなり配属先に向かうことになっています。何をするのかすら教えてもらっていないのですが、「もしかして、『新人との交流を深めたいから(上司や先輩とも)お昼一緒にどうかな?』とか『ランチ、新人だけで一緒にどうですか?』とかなったりするの?!」と思ってしまったせいです。
同じ支部に配属される同期が、私以外全員男(3人いるらしいです)だから余計に緊張してしまっています。

なので、(もし他の誰かと食事をすることになったとしたら)みんなに言ってみるセリフを決めました!
「私、人と食事するの苦手で、すっごく緊張してしまうんです!なので、全然食べなかったり緊張で固まったりするかもしれないんですけど、気にしないでください!笑」
↑こういう感じです!

ちょっと恥ずかしい妄想ですが、
(同じところに配属される)同期はみんな男性なので、「まぁ女性って元からそんなに食べないもんね」「へーそういうこともあるんだな」程度に思ってくれるのではないかと考えています。(そもそも自分だったら同期の食事事情より、仕事のことの方が気になると思います…笑)
また、私が先輩や上司だったら、それを教えてくれた新人はむしろ気にかけて、応援したくなると思います。(むしろこれで嫌な顔をする上司や先輩は普段からあまり関わりたくない人柄ですよね…)
なのでそれを狙って(?)いきたいです!

こんなに上手く伝えられるのか、そもそもそんなシチュエーションになるのか、コロナで大変なのに外食に誘われたりするのか、さっぱり分かりませんが…。

山口さん、よろしければ、明後日から新社会人になる私のことを応援して下さい!

〜〜〜〜以上〜〜〜〜


この方のように、
「どう隠そうか」ではなく、
「どう伝えようか」と考えてみてください!


皆さんの新しい環境でのご活躍、
応援しています!




ps1.

新刊
『会食恐怖症が治るノート』にて
今日のメールの内容をさらに理解を
深めるページ部分をまとめてみました。


・「不安でも良い」の大切さ
→43ページあたりから

・最悪のケースを考えておくメリット
→46ページあたりから

・実際の会食で不安を和らげる方法
→48ページあたりから

・周りにうまく伝えるワーク
→52ページあたりから


ぜひ、復習してみてください。



未だゲットしていない方も、
ぜひゲットしていただければ幸いです。

会食の不安だけではなく、
あなたの将来に役立つ1冊になると思います。




本当の最後にもう1つだけ、
メールも紹介します。


★★★★★皆様の声★★★★★

はじめまして。xxです。
私は、ふとネットで調べてたことがきっかけで、会食恐怖症という病気を知りました。
私は、小学生の頃から、稀に体調が悪い訳でもないのに食欲が無くなることがありました。先生によっては残すことを許さない先生もいて、絶対食べきらないといけないと思い頑張って食べるようにしてました。会食恐怖症ではないかと思う症状に気が付いたのは、中3の時で、受験も終わって友達と遊ぶ時、ご飯の時間が近づいてくると、それが嫌だなと思うと共に、その事で頭がいっぱいになり少し気分が悪くなりました。怪しまれると嫌なので、その時はソフトクリームだけ食べて過ごしました。
それからというもの、できる限り友達とのご飯は避けるようにしてました。修学旅行のときは大変で、決まった量を食べる定食のような時は、食べ物が喉を通らなくて、飲み物で流し込むようにし何とか食べるようにしてました。ビュッフェのようなスタイルのご飯は、自分の好きな物、好きな量を食べれるので、スムーズに食べれました。大学入ってからも、付き合いでご飯行くことはありましたが、麺類などの時は意外と普通に食事できるのですが、ステーキなどは喉を通らないのではないかと思い避けています。あと、人によっては焼肉やお寿司を食べに行くことが出来ますが、初対面の人や異性の人と食事に行く時は、1口目が喉を通らない時があり、なんでこうなるんだろうとか思ってしまいます。
4/1から社会人となり、会食の機会が増えるのではないかと不安になり、調べていたときに山口さんのことを知りました。こんなことになるのは自分だけだと思っていたので、まさか他にも悩んでる人がいるとは思っていなくて、びっくりしたとともに、少し安心しました。自分だけではなかったんだなと。ただ、私は病院に行ったことはないので、本当に会食恐怖症なのかは分かりません。ただ、新しい環境などの時、食事が喉を通らなくなってしまうことはあります。例えば、新歓の食事会のような場面です。
これがあるので、私はできるだけ会食の多いサークルなどは避けて入っていました。ただ、アイドルオタクをしていたこともあり、食事に誘われることは何度かありました。さすがに断りきれず行っていましたが、メンバー次第、食事のメニュー次第ではそのような症状が出ることはなかったです。
社会人になりすごく不安ではありますが、残してもいいんだという気持ちで、自分を責めないように、会食も行ける限り行くようにして克服していきたいと思います。


★★★★★★★★★★★★★★


皆さんが、
新しい環境の中で頑張ろうとしている姿に、
私自身も元気を貰っています!

いつもありがとうございます!



それでは、
最後までお読みいただき
ありがとうございました。


山口健太



追伸
2020年の情報発信はメルマガが殆どとなっています。高頻度で配信していますので、会食恐怖克服についての情報はこちらのメルマガを読んでみてくださいね。

このメルマガを読むと、「なぜ、会食恐怖症が治らないのか?」「どうすれば克服できるのか?」
それらが明確に分ります。

(もちろん無料です。)

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大手ブログランキング1位、Kindleランキングで1位を獲得した、日本会食恐怖症克服支援協会理事長の山口健太が、”会食恐怖症を克服する為に必要な最低限の基礎知識”をまとめた一冊。「読みやすい、分かりやすい文章」が特徴で学生から大人までスラスラと理解することができる本です。

ABOUTこの記事をかいた人

山口健太(やまけん)

一般社団法人日本会食恐怖症克服支援協会 理事長、心理カウンセラー。自身が会食恐怖症に悩んだ経験から、その悩みを解決する為の支援活動をしている。日本で初めて会食恐怖症の本を電子出版し、Amazonジャンル別ランキング1位獲得。年間延べ1000以上の相談に乗るなど、これまで沢山の会食恐怖症に悩む人と実際に会い、リアルな生の声を聞いてきた。