【連載6】考え方の身につけ方(追記でコロナの現状と今後)

この記事を書いている人
山口健太(やまけん)
一般社団法人日本会食恐怖症克服支援協会 理事長、心理カウンセラー。

自身が会食恐怖症に悩んだ経験から、その悩みを解決する為の支援活動をしている。年間延べ1000人以上の相談に乗るなど、これまで沢山の会食恐怖症に悩む人と実際に会い、リアルな生の声を聞いてきた。活動はこれまで、日本経済新聞、Yahoo!ニュースなど、多数のメディアでも紹介される。

著書に『会食恐怖症を卒業するために私たちがやってきたこと(内外出版社)』などがある。

こんばんは、山口健太です。



前回の5回目では、
「吐いたらどうしようタイプ」
について少し掘り下げてお伝えしました。


その中で、

「環境を整えることが大切」

とお伝えしましたが、
これっていうのは書くのは簡単でも、
実際はけっこう大きい決断を迫られることがあります。



それは一例を書くと、

・引っ越す
・仕事を辞める(休む/始める)
・誰かと別れる(深く繋がる)
・自分の願望に向かって歩み出す

などなど、
人生にとって重大な決断です!



その時に、
誰かに引き止められたり
することが大半なのですが、
勇気を持って歩み出すことが大切です。


そもそも、
重大な決断や新しい挑戦に
抵抗するのは人の本能です。

ですからそれを踏まえた上で、
「えいや!」と前に行動していくことが大切になっていきます。


(今はピンとこない人も、あとで覚えておくと「こういうことか!」と気づくでしょう!)



そして今日は、

「前向きに考えようと頭では分かっていても、なかなかうまくできません」

という質問が来たので、
それについてお伝えしていきたいと思います。


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前向きに考えられるようになる方法
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前向きに考えられるようになる為には、
何度も何度も前向きな考え方を
自分で意識する必要があります。


そこには、時間が必要です。

いや、時間を要するからこそ、
前向きな考え方が身についた時に
本当のあなたの財産になると言っても良いで賞。


最近、
こういう嬉しいメールを頂きました!



「ちょっと報告したくてメール作ってます。
イタリアンでのディナー、楽しむ事が出来ました。美味しいって思えたし、最後デザートまで食べれました☆
コース料理には、まだ不安があったので、単品を何品か頼んで旦那さんと一緒に食べて貰いました^ – ^
味は凄く美味しくて美味しいって言う事を久しぶりに相手と共感出来た気がして嬉しかったです。
続けて、昨日のお昼もフードコートですが、家族で食べたのですが、リラックスして食べる感覚も少し出来ていました。
食事の時、昔の私は、、いつも戦闘モードみたいになってて、とにかく苦痛を耐えて、早く食べ終わって安心したいって感じだったんですが、ゆっくり、会話したりしながら食べることも出来ました。」



この方は、
9ヶ月前にこんなメール目標を
メールで送ってくれていました。



「私は中学2年から、会食恐怖症、不安障害になり。約15年位薬を飲んでいました。薬に依存して生きてました。

現在は薬を飲んでいませんが最近は、少し調子が悪く、社交不安が強いです。会食の時の緊張や不安も強く感じます。

私の目標を書いてみます。私もイキイキと楽しく人生を生きたいです。

1ヶ月後…会食などの機会があれば不安でも、参加するようにする。

4ヶ月後…食事は残しても良いんだ。ちゃんと食べれなくても良いんだと思えるようになりたい。不安に慣れたい。リラックスしたい。

1年後…旅行や、出かけた先で、食事も楽しめるようになりたい。」


この方は私のプログラムに参加してくれたり、
一度オフ会でお会いして実際に話したりもしました。

最初に、掲げていただいた通り、
目標のとおりかなり良くなっています。



考え方を変えたりするのには、
時間が掛かります。

この型の場合は、
9ヶ月でこういう変化がありました。


人生の中の9ヶ月という期間を、
長いと考えるか?短いと考えるか?
それはあなたの価値観によると思います。


ただ、考え方というのは、
会食恐怖症だけじゃなくて、
全てのことに応用できます!


だから、時間が掛かっても、
身につけていく価値があると思います。

考え方を身につけるコツは、
『会食恐怖症が治るノート』では
第4章が主なところです。


ワークでいうと、
「ワーク15、ワーク18」あたりは
ぜひ実際にやってみて欲しいです。




また、
考え方をさらに変えやすくするには、
周りをそういう人で固めてしまったり、

あるいは1人でも良いから
そういう人との距離を一気に
縮めるということも大切です。



最初に取り上げた、

「前向きに考えようと頭では分かっていても、なかなかうまくできません」

という質問ですが、


そもそも、
やろうとしていることが素晴らしいし、
そういう人が前向きにならないわけがないです。


今はまだその途中なだけ。

プロセスの中にいるだけです。


どんな世の中の成功者にも、
プロセスの中でもがいていた時期があります。

だから全然問題ありません!


これからもぜひ、
続けていって欲しいと思います!



「オフ会や克服のプログラムもまたやって欲しい!」

という声も届いていますが、
もうちょっと待っていただければと。

世の中の雰囲気にもよりますが、
早ければ来月あたりからお知らせしていきますね!




さて、明日の21時から、
ライブで皆さんの質問に答える企画をやります。


参加したい人は、
案内はこちらから流すので
登録しておいてください。



https://lin.ee/bU34l0Q


あなたの克服のポイントを、直接私がお伝えします。




ps1.

〜コロナの現状と今後(気になる人だけよんでください)〜

『会食恐怖症が治るノート』の
第5章でも触れている通りですが、

毎日をフローで過ごすことは
症状の出やすさ(出にくさ)に、
ダイレクトに関わってきます。


ここからその点について、
本には書いていない大切なことを
お伝えしていきたいと思います!



それはズバリ、

「普段どんな情報に触れているか?」

です!


つまり、

不安になるような情報
ばかりに触れていると、
本当にどんどん不安になっていくのです。



最近、

「なぜか、心が不安でいっぱい」

という人はいませんか?



こんな、
有名な実験があります。


グループを2つ(A/B)に分けて、

Aには「手術が成功する確率は70パーセントもある!」と伝え、
Bには「手術が失敗する確率は30パーセントもある!」と伝えました。


すると…

事実は同じなわけですが、
Aの人たちはポジティブになり喜び、
Bの人たちはネガティブになり不安になった。



人は、どちらかというと、
ネガティブな情報を積極的に信じようとします。

(これを「ネガティビティバイアス」といいます。)


だからたとえば、

「○○県でコロナ感染者が1人出ました!」

みたいに言われると、
1人だとしてもなんか不安になるのですね。



ですから、

「最近はコロナの情報によって
過剰に不安になっている人が多いのかな〜?」

と、感じます。



しかし、本当にその過剰の不安は、
正しい恐れ方なのかをちゃんと検証していますか?


たとえばですが、
日本での

・インフルエンザ関連での年間死亡者数は、約1万人。(大流行した年は10万人)

・肺炎関連での年間死亡者数は、10万人です。


しかし、
ニュースにはなりません。


一方で、

新型コロナウイルスは昨日時点で
感染者1193人で死亡者数は43人ですが、
テレビでは大ニュースになっているようです。


最近また都内中心に
感染者が増えていますが、
もし仮に都市封鎖が起きても
過剰に不安にならずに
冷静に事実を確認することが大切です。


もちろん、
免疫を獲得していない
(新しいウイルス)という点で
注意が必要だと思いますし、

他の風邪ウイルスよりは
(主に高齢者の)死亡率が高いのはそうです。


なので、
密室空間での集合に注意して、
手洗いうがいをしっかりして、
運動したり食事に気をつけたりして、
予防に力を入れる他、

いつもよりはあんまり無理をせずに、
毎日を明るく楽しく元気に過ごす意識も大切です。



しかし、

あんまり過剰に不安になる必要はないですし、
そもそも感染しても症状が出ない人もいます。

「感染者」と「発症者」は別ですからね。


特に、高齢者以外の人は、
感染した(陽性だ)としても
自覚症状はないケースもあります。

(だから、学校を一時期休校にしたのは、「媒介者を増やさない」という点では意味はあるのです。)



中には、

「でも、海外は大変なことになってますよ!」

という人もいるかもしれませんが、
海外と日本を同じ土俵に上げると
おかしなことになります。


手洗いなどの習慣はもちろんですが、
「外出禁止!」とかを強くしたり、
それに対してわざわざ罰金を設けなくても、
日本人は外出を控える団結力があります。


一方であっちの人たちは、
それくらいしないと外出を控えないんです。


また、

そもそも日本は外国に比べて、
人口比での病院数も多い訳わけで
「医療崩壊」も起きにくいです。


(その点では、これまでの日本の対応は、なんだかんだ良かったという事になります。)



ちなみに今後ですが、
当然感染者がいきなり減ることはないでしょう。


完全な終息に至るまでには、
多くの人が免疫を獲得するのを待つか、
ワクチンや治療法の確立・開発がされる必要があり、
数年単位の時間かかる可能性があります。


(もちろん、これは完全終息について考えた場合なので、数ヶ月後には自粛ムードはさらに明けて、普通の社会生活になります。これがもし、日本での感染者が急激に増えたら、再度自粛や封鎖が起きたりして、それが少し伸びるというイメージです。)

↑重要。


結論としては、

予防等はちゃんとするけど、
不安で頭がいっぱいになるほど
過剰に怯えることなく
自分の人生を進めていってくださいね!

です。


世間的に暗いムードが明けてきたら
(自分的にはもう明けてるんですが!)
バビュンと活発に動けるように、
エネルギーを蓄えたり準備をする期間にしていってください!



今年の前半でいかに準備したかが、
今年の後半で明るみに出ていきます。




ps2.

あと、
テレビとかは極力見ない方が良いと思います!



それでは、
最後までお読みいただき
ありがとうございました。


山口健太



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ABOUTこの記事をかいた人

山口健太(やまけん)

一般社団法人日本会食恐怖症克服支援協会 理事長、心理カウンセラー。自身が会食恐怖症に悩んだ経験から、その悩みを解決する為の支援活動をしている。日本で初めて会食恐怖症の本を電子出版し、Amazonジャンル別ランキング1位獲得。年間延べ1000以上の相談に乗るなど、これまで沢山の会食恐怖症に悩む人と実際に会い、リアルな生の声を聞いてきた。