「会食恐怖症の芸能人は存在するのか?」
そう思って情報収集をしたところ、
実は存在していた事が分かりました。
今回の記事では、
それについて書いていきつつ、
更なる考察を深めていきたいと思います。
1.会食恐怖症の芸能人は存在した!
冒頭で述べた通り、会食恐怖症の芸能人は存在しました。
「それは誰か?」と言いますと、
「ガチョーン」のギャグで有名な谷啓さんです。
ちなみにガチョーンは、1963年の流行語大賞です。
既に谷啓さんはお亡くなりになっていますが、
俳優としても沢山の映画やドラマに出演するほか、
楽器演奏者としてもかなり有名な方です。
そんな方が、
会食恐怖症だったなんて・・・けっこう意外ですよね?
会食恐怖症のエピソードとしては・・・
谷啓(クレージーキャッツ)は、
食事してるところを絶対に見られたくなくて
仕事仲間と時間をずらして独りでご飯食べてたらしいですね。
出典:http://monara.net/mnt/utu/1244829854/t2
というようなものがありました。
これはいわゆる、
「回避行動」に当たると思います。
「不安行動の2パターン」については以下を参照。
「社交不安障害の不安行動2パターン」
「社交不安障害の不安行動2パターン」
ただ一方で・・・
2.それでも少ない理由とは?
情報を調べていて思ったのが、会食恐怖症の芸能人の方はほぼ居ないという事です。
(谷啓さんについても、
あまり情報は少なかったですし・・・。)
そこで、
その理由を考察してみました。
2-1.会食恐怖症の認知が狭いから
まずは、「会食恐怖症」という言葉自体の
認知が広まっていない事が考えられます。
私も経験あるのですが、
「会食恐怖症なんです・・・」と言っても、
「なにそれ?」
と言われるのが普通です。
これが、
高所恐怖症ぐらい認知が広いものであれば、
「あ、そうなんだ」という事になると思います。
ですので、
会食恐怖症の症状はあるのに、
「それが病気あるという自覚がない」
というのは大いにあり得るはずですし、
これがかなり大きな理由と考えられます。
2-2.芸能界に入る人がすくない
また、これは社交不安障害(SAD)
の方全般に言える事ですが、
「そもそも芸能界に行こうとする人が少ない」
というのが考えられます。
社交不安障害になりやすい人は、
「表面的には引っ込み思案、だけどどこかで目立ちたい」
という性格の方が多いそうです。
分かりやすく言えば、
パッと見は物静かなんだけど、
内側には負けず嫌いだったりする人が多いとの事。
芸能界を志す方は、もっと分かりやすく
目立ちたがりな方が多いのかもしれませんね。
3.社交不安障害の有名人と日米の違い
会食恐怖症は、「社交不安障害(SAD)の症状の1つ」ですが、
社交不安障害の有名人は結構いるようです。
そんな中、
個人的に深く興味を持ったのが、
メジャーリーガーでSADを患っている人たちです。
具体的な名前を出すと、
サイ・ヤング賞を獲った事もある、
ザック・グリンキー投手などです。
ですが、
その選手に興味を持ったのではなく、
メジャーリーグの世界ではSADでも、
故障者リスト(DL)入りするという事実です。
故障者リスト(DL)というのは、
普通野球であれば肩や肘や足の故障だったり、
肉離れや骨折で戦線を離脱した方が入ります。
ですが、そこにまさか、
社交不安障害(SAD)方も対象になるとは・・・
そういう意味で、
日本との認識や認知の広さの違いにビックリしたのです。
ちなみに、
米国の疫学調査によると、
社交不安障害は精神障害の中では、
うつ病、アルコール依存症に次いで3位だそうです。
そういう意味からも、
社会的な理解が進んでいるのかもしれませんね。
4.最後に
いかがでしたか?ちょっとライトな記事になりましたが、
たまにはこういう記事も良いのではないでしょうか?
会食恐怖症について
より深く詳しく知りたい方は、
こちらの記事をご覧ください。
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