自己評価を高めるには?今日から出来るたった1つのコツ

自己評価を上げるたった1つのコツ
この記事を書いている人
山口健太(やまけん)
一般社団法人日本会食恐怖症克服支援協会 理事長、心理カウンセラー。

自身が会食恐怖症に悩んだ経験から、その悩みを解決する為の支援活動をしている。年間延べ1000人以上の相談に乗るなど、これまで沢山の会食恐怖症に悩む人と実際に会い、リアルな生の声を聞いてきた。活動はこれまで、日本経済新聞、Yahoo!ニュースなど、多数のメディアでも紹介される。

著書に『会食恐怖症を卒業するために私たちがやってきたこと(内外出版社)』などがある。

今回の記事では、
毎日を自信満々で生きていく為に必要な、
「自己評価を高めるたった1つのコツ」を書いていきます。

1.自己評価を高めるたった1つのコツ

今回はズバリ、
結論からいきましょう。


もし、あなたが、
自己評価を高めていくことで、
  • 「自信満々な毎日、人生を送りたい!」
  • 「誰になんと言われても動じない、芯のある人になりたい!」
  • 「他人に対しても、自信を持たせてあげるような人になりたい!」…etc
そういう風に感じているとしたら、
「行動ベースの自己評価」をマスターしましょう。



・・・行動ベースの自己評価?

・・・なにそれ?


そう思う人もいるはずですので、
ここからていねいに分かりやすく
解説していきますね。



まず大切な前提として、
人が自分を評価する時に、
  1. 気分ベースの自己評価
  2. 行動ベースの自己評価
という2つの基準があり、
「このどちらで生きているか?」で、
人生の幸福度は大きく変わっていくというものがあります。




そして、
「1.気分ベース」で自己評価をしている人は、

「その時の気分がどうか?で、今の現実の良し悪しを決める」

という価値観を持った人であり、


一方の、
「2.行動ベース」で自己評価をしている人は、

「自分がした行動で、今の現実の良し悪しを決める」

という価値観を持った人です。



まだ、分かりづらいと思うので、
ここから具体的な例を挙げていきましょう。

2.自己評価の違いの具体例

たとえば、

「たいへんな大仕事があって、それを今日終わらせた。」

という人が、ここにいたとします。



そしてその時に、
その人が「1.気分ベース」で自己評価をしていれば・・・

「あぁ、今日は大変だった〜疲れた。ほんと、最悪な1日だった」

という風に、
「今の気分」で1日の良し悪しが決まるのです。

自己評価が低い
一方、
「2.行動ベース」の人は、

「あぁ、今日は仕事を終わらせる事ができてよかった、充実した1日だったな」

という風に、その時の気分ではなく、
「やり遂げたこと(行動したこと)」基準で、
1日の良し悪しをが決まっていきます。



つまり、

同じことをやったとしても、
「どちらの価値基準で自己評価をしているか」で、
こんなにも人生の楽しさというのは違っていくということ。



そしてあなたは普段、
どちらの価値観で生きているでしょうか?



・・・たとえばですが、

「会食恐怖症を克服しよう」と思って、
会食の場に積極的に顔を出し始めた時に、

最初は思い通りに振る舞えないなど
上手くいかないことはあるでしょうし、
それは当然のことです。



ですがその時に、

「思い通りにはいかなかったけど、会食の場に挑戦できたぞ!」

と行動ベースで評価できるか?


それとも、

「あぁ、思い通りにいかなくて、疲れただけだった・・・。」

と気分ベースで評価できるか?



どちらの場合が、
この後に明るい未来が待っていそうかというと、
前者だと考える人が多いはずです。




また、
これは他人を評価する時の基準にも、
関わってくる話です。

つまり、極端に言えば、
「他人に好かれるかどうか」も、
この話と密接に関連していくのです。

3.他人に勇気を与えられる存在へ

たとえばですが、
仕事やスポーツなどで、何かのミスをして、
ものすごく落ち込んでいる人がいるとします。



そういう状況になった時に、
普段から気分ベースで自己評価をしている人は、
その人の影響を受けて、一緒に落ち込んでしまうのです。


それでは当然、
他人を勇気付けられることもなければ、
チームの成果にも繋がらないでしょう。




じゃあ一方で、
普段から行動ベースの
自己評価をしているはどうか?



たとえば、
そのミスをしてしまったチームメートが、

「もう最悪です、僕にこの仕事はできません・・・」

という風に言っていたとしましょう。


そうした時に、
行動ベースの基準を持ってる人は、
まずトライした事自体を評価するのです。




具体的に言えば、

「トライしたからこそ、 
 今の課題が浮き彫りになったんだよ!」


「ミスがないまま、
 成功した人なんていると思う?
 たとえばエジソンだって、
 1万回の実験にトライしたから、
 大きな発明に成功できたはずでしょ?」


「つまり、今の状態っていうのは、
 君が成長しているプロセスなんだよ!
 だからこのまま頑張っていこう。
 僕らチームで支えるから。」


みたいな感じでしょう。



つまり、
他人の行動・チャレンジに対して、
ポジティブなフィードバックをする事が出来るわけです。



一緒に落ち込む人よりも、
こんな人がチームにいたら良いと思いませんか?




ですので、
「行動ベースで評価する」というのは、
自分においても対人関係においても、
とても重要な考え方なのです。

4.「行動ベースの評価基準」をトレーニングすべし

ですがたしかに、
「気分ベース」が癖になってる人がいきなり、
「行動ベース」に変えるのは難しいでしょう。


なので、少しずつ意識しながら、
「行動ベースの評価基準」を習得していく必要があります。



じゃあ、
「そうなった時にどうすれば良いか?」というと、
ポイントは3つあります。


それは・・・
  1. ネガティブな時に立ち止まる
  2. 気分ベースの価値基準を確認する
  3. 行動した事を高く評価してみる
という感じです。



まず、
「自分がネガティブになった時」に、
そのままネガティブに流されるのではなく、

「あ、今の自分、ネガティブなってるな」

と自覚して立ち止まって見ます。



次に、

「今の気分で、良し悪しを決めてないか?」

というような問いを持ってみます。



そして最後に、

「行動したことを、評価するとしたらどうなる?」

という問いを投げかけ、
ポジティブな答えを見つけてみて、
そこでその問題を一旦解決するのです。

※ここでは分かりやすいので、
「異性に告白したけどフラれた」
というの場合を例に挙げてみましょう。


まず、
異性にフラれてネガティブになってる時に、
「うわー、俺フラれた。今ちょー落ち込んでるわ・・・」
と自覚してみます。


そして次に、
「今の気分で、良し悪しを決めてないか?」
⇒「フラれたというマイナスな感情で、全てが悪いことになってしまってるな」
というように、さらに自分の状態を把握します。


最後には、
「行動したことを、評価するとしたらどうなる?」
⇒「たぶん、告白しなかったら一生心に残ってた。これでまた成長できる!」
⇒「あの人が好きだ!という、自分の気持ちを大切できたぞ。」
⇒「世の中には好きな人に告白出来ず、モジモジしちゃう人も多いよな。俺、そんなやつよりはカッコよくないか?」

みたいな感じで、この問題にケリをつけるのです。
最初は難しいかもしれませんが、
ちょっとずつトレーニングしていけば大丈夫。

できるようになります。


なので、
  1. ネガティブな時に立ち止まる
  2. 気分ベースの価値基準を確認する
  3. 行動した事を高く評価してみる
という3ステップ、
ぜひぜひトライしてみてください。

5.最後に

いかがでしたか?



「気分ベースの評価基準」か、
「行動ベースの評価基準」か。


「このどちらの基準を持つか?」で、
人生の幸福度は大きく違うものとなっていきます。




ぜひ、
これを読んでいるあなたも今日から、
「行動ベースの評価基準」を
持って生きてみてください。



日常でネガティブな感情が訪れたら、
「お、トレーニングチャンス!」という感じで、
今の話を思い出してみてくださいね。




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2017.02.16


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ABOUTこの記事をかいた人

山口健太(やまけん)

一般社団法人日本会食恐怖症克服支援協会 理事長、心理カウンセラー。自身が会食恐怖症に悩んだ経験から、その悩みを解決する為の支援活動をしている。日本で初めて会食恐怖症の本を電子出版し、Amazonジャンル別ランキング1位獲得。年間延べ1000以上の相談に乗るなど、これまで沢山の会食恐怖症に悩む人と実際に会い、リアルな生の声を聞いてきた。