「子供が会食恐怖症かもしれない・・・」
そのような悩みを抱える親御さんも、
きっと少なくないと思います。
そして、親としては当然、
子供には幸せな人生を送ってほしい。
だから、
会食恐怖症も克服して、
その後の人生を楽しんでほしい。
そう願っているはずです。
そこで今回は、
「会食恐怖症の子供に親が出来ること」について、
記事を書いていきたいと思います。
1.会食恐怖症の子供は、支援者を求めている
まずは、会食恐怖症の人の、「心理状態」について知ることが大切です。
お子さんの年齢によっては、
「自分は会食恐怖症である」という事を、
まだ自覚していない可能性もありますが、
会食恐怖症というのは、
基本的に理解されにくい病気です。
(最近はスマホの普及により、
情報がお子さんにも手に届くので、
自覚できる年齢が低くなっているように思います。)
なので
その心理状態をズバリ言えば、
「分かってくれる理解者が欲しい」
ですとか、
「支援、応援してくれる人が欲しい」
というように思っています。
じゃあ、
そんな時に、
「何で全部、食べないんだ!」
「もっと、早く食べなさい!」
そういう風に言われたら、どうか?
もちろん、逆効果であり、
症状の悪化にも繋がってしまいます。
2.親や家族は、天使にも悪魔にもなる得る
親や家族というのは、人にとって一番身近な存在です。
そして、
その身近な存在が、
支援者(味方)となるか、
批判者(敵)となるか・・・。
これは、
今後の未来を生きるにおいて、
とても重要な要素となります。
ここから、親や家族にとっては
耳が痛い話になるかもしれませんが、
「何で○○しないんだ!」
と、子供を叱るのは
簡単ですぐできる方法です。
ですが、その前に、
「どうすればうちの子は、
○○してくれるだろう?」
というように、
一度考えてみてください。
「会食恐怖症が治った話を、時系列順で書いていく。」
でも書いたので、
一度読んでみて欲しいですが、
私は小さい頃父に、
「もっと食わないとダメだ!」
というように言わながら育ったのも、
会食恐怖症の1つのキッカケです。
また、
会食恐怖症などの社交不安障害の発症は、
「ストレス」も大きな原因の1つとなります。
家庭環境(夫婦仲、親子仲なども含む)が悪く、
子供が家に居る時にストレスを感じていると、
会食恐怖症(などの社交不安障害)にもなりやすいのです。
また、
私は昔体のアトピーが
ひどかったのですが、
家庭環境でのストレスが大きいと、
子供がアトピーにもなりやすいのは
よく言われている通りです。
もし、会食恐怖症のお子さんが、
アトピーなどを抱えているとしたら・・・
家庭環境に大きな原因があるかもしれません。
3.実際に子供と、どう接すれば良いか?
「じゃあ、実際にどうすれば良いのか?」ここが大切なわけですが、
まずは自分自身(親御さん自身)の状態を
高く保つ事を意識して欲しいと思います。
なぜなら、
人は余裕がなければ、
他人に優しくできないからです。
たとえばですが、
仕事の後輩にご飯を奢ろうと思っても、
自分に金銭的な余裕がなければ
出来ませんよね?
子育てもそれと一緒です。
子育てというのは、
やはり相当の体力や気力を使いますので、
まず普段から自分自身を労わるようにしましょう。
その前提に立った上で、
大切な事をここから書いていきます。
4.低い自己評価が会食恐怖症を作る
まず、お子さんが小さい場合は特に、「子供の全てを受け入れる」という事を意識しましょう。
違う言い方をすれば、
「子供をとにかく高く評価する」のです。
そうやって徹底的に、
子供の一番の味方を体現しましょう。
たとえば、
ご飯が食べられなかったとしても、
「何で食べないんだ!」と子供を叱るのではなく、
「どうすれば全部食べてくれるのかな?」と考える。
そうやって親は、子供を育てながら
自分自身も一緒に成長していくのです。
すると、
子供は愛に満たされて、
「ここに居ても、大丈夫なんだ」
というように、
自信満々な感覚になっていきます。
そうすれば、
慢性的なストレスが無くなっていくし、
自己評価が高まっていき、
伸び伸びと生きられるようになっていきます。
その結果として、
会食恐怖症などの諸問題も解決していくのです。
もしかしたら、
「それって、甘やかしすぎじゃないの?」
みたいに
思う人もいるかもしれませんが、
- あなたの周りで人生が楽しそうな人
- あなたの周りで人生がつまらなそうな人
これらを思い浮かべてみてください。
肩書きや、年収などを置いておいて、
「楽しそうな人」と「つまらなそうな人」を思い浮かべます。
そして、
あなたの周りで人生が楽しそうな人って、
- 自分への愛がある
- 高い自己評価
- 自分が好き
- 自信満々…etc
逆に、
人生がつまらなそうな人は、
- 自分への愛がない
- 低い自己評価
- 自分が嫌い
- 自信なし…etc
つまり、
社会的な成功うんぬんは度外視し、
「人生を楽しめるか」どうかは、
至極簡単に言えば
「自分が好きかどうか」で決まるのです。
そして、
それを形成するのは、
「親に無条件で愛されてきたかどうか?」
というのがものすごく大きい。
もちろん、
大人になってからでも、
自信満々の人生を手に入れる事は出来ますが、
お子さんに人生を楽しんでほしいと思ったら、
まずはお子さんの全てを受け入れて、
とにかく高く評価してあげてください。
お子さんの最大の味方は、あなた以外に居ないのです。
5.最後に
いかがでしたか?「子供の全てを受け入れ、とにかく高く評価する」
たったこれだけで、
心の問題が良くなるのか
まだ疑問かもしれませんが、
間違いなく回復に向かうでしょう。
ですので、
今日から意識して取り組んでみてくださいね。
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