※2017年10/27日最終編集
「会食恐怖症になって良かった!」
そう言ってくれる人を増やすのが、
私の活動理念の1つです。
「おいおい、一体なに言ってんだ?」
もしかしたら、
そういう風に思った方もいるかもしれません。
・・・申し遅れました。
こんにちは、
一般社団法人日本会食恐怖症克服支援協会・理事長の山口です。
私は現在、会食恐怖症の方の克服の支援や、
会食恐怖症への関心を広げる活動をしています。
具体的には、
インターネットを通して
会食恐怖症に悩む方の相談に応じたり、
「お悩み相談会(通称:オフ会)」を起こして、
自助するための仲間作りを行ったり、
ブログやメールマガジンなどを通して
情報発信をしています。
また、2017年2月には、
日本で初めて、
会食恐怖症をメインテーマにした本を、
AmazonKindleにて電子出版し、
新着・ベストセラーランキング両方で、
「ジャンル別1位獲得」
という、
2冠の快挙を果たす事が出来ました。
さらに、
日本で初めての会食恐怖改善の為の
オンラインサロンなどを立ち上げまして、
その活動が、
Yahoo!ニュースや共同通信社などの
メディアでも紹介されました。
(※Yahoo!ニュースより引用)
また、日本で初めて
「会食恐怖症の克服支援」をテーマにした
クラウドファンディングを行ったところ、
ありがたい事にたくさんの応援者が声をあげてくれ、
約5日間で1,000,000円以上を集めた事もあります。
他にも、協会を設立し、
社交不安症の権威である
田島治先生(杏林大学名誉教授・はるのこころみクリニック院長)
の力を借りながら、皆さんの症状改善と
自立した未来のためのサポートをしています。
先ほども述べた通り、
私の活動理念の1つとして、
「会食恐怖症になって良かった!」
そういう人を増やすことがあります。
こんなことを言うと、
「冗談じゃないよ、
こんなに大変な思いをしているのに・・・!」
そう感じる方もいるかもしれません。
そして、
その気持ちは非常によく分かります。
なぜなら、
私自身もその気持ちを持つ当事者だったのですから・・・
誰も味方がいないという孤独感・・・
私は高校に通っていた16歳の時に、
部活動でのネガティブな経験がきっかけで、
社交不安障害(SAD)の1つである、
「会食恐怖症」になりました。
ひどい時などは、
「会食の場を想像しただけで、吐き気がおさまらない・・・」
という事も。
そして、その時に感じたのが、
「誰も味方がいない」という孤独感だったのです。
これがなぜか?
会食恐怖症というのは簡単に言えば、
「人前でご飯を食べる事が出来ない」という事です。
しかし、
普通の人のからすればそれは、
『え、なんで?』
という感覚なわけです。
それゆえ、
理解してくれる人が身近におらず。
だからと言って、
家族には心配かけたくないから、
なかなか言い出す事も出来ない。
そんな状況なので、
「誰も理解してくれる味方がいない」
という孤独を感じたのでした。
ほんの日常会話が、ネガティブな感情へ
そして、会食が出来ないと、
人生全体の楽しみが大きく減るという事も実感しました。
たとえば友達などに、
『メシ行こうぜ!』と誘われても、
「ごめん、ちょっと予定が・・・」
と言って断る。
あるいは行く事を決断しても、
「今日は大丈夫だろうか・・・」
という不安が楽しみよりも大きい。
更に行った後に、
「あぁ、やっぱり今日もダメだった・・・」
という気持ちを抱いたまま眠りに付く事も多い。
『ねぇねぇ、何か食べたいものある?』
『今日はおごりだ、いっぱい食べていいぞ!』
そんな何気ない日常会話の中に、
ネガティブな感情が生まれてしまう・・・。
食事というのは、
「衣食住」にも「三大欲求(食・性・睡眠)」にも含まれているもの。
つまり、生きていく上では
切っても切り離せないものです。
そして会食というのは、
社交ツールの1番手と言っても過言ではないので、
会食恐怖症というのは、
人生の質全体がつまらなくなってしまう病気の1つなのです。
「このままではいけない・・・!」
そう感じた私は、大学生の時に
「メンタルの強化」に取り組みました。
今思えば、
私は中学3年生くらいから、
自己肯定感が低くなっており、
「会食恐怖症」以外でも、
「自分に全然自信がないし、
鏡で自分の姿すら見たくない」
というような状態でした。
でも、
そんな自分を変えたかったし、
自信満々で人生を生きていきたい。
もちろん、好きな人や仲間たちと、
楽しくご飯を食べる時間も過ごしていきたい。
だから、
心理学やコーチングなどの本を読んだり、
セミナーに行ったり、音声教材を買ったりなど、
ありとあらゆるメンタルの強化に取り組んだのです。
更に・・・
実際に会食するトレーニングを積むという事
それに加えて、
大学に入ってからは、主に飲み会などの場に、
無理をしない程度に出向くようにしていました。
会食恐怖症の方であれば
分かる人も多いはずですが、
「あまり仲が良くない人との会食」や
「一人分が決まってる食事の場」が、
一番負担が大きい感じる人が多いと思います。
だから、
メンタルトレーニングをすると同時に、
飲み会に参加して・・・
本当に打ち解けられる人とご飯を食べて・・・
一人分が決まってる食事にも徐々にチャレンジ・・・
のように、
どんどん会食慣れをしていったのです。
その結果、
徐々にですが症状が良くなり、
4年以上悩んだ、
会食恐怖症を克服したのでした。
そして、ある日の事です。
心の奥底から感じた魂の叫び
なんとなくインターネットで、
「会食恐怖症」と検索してみました。
そうしたら、案外悩んでいる人がいるらしい。
それを見て更に気になり、
Twitterでも検索をしてみました。
そうすると・・・
かなり悩みの深い、
つぶやきの数々を発見したのです。
中には、
『もう治らないのかもしれない・・・』
のような、
絶望的なつぶやきもありました。
それを見た時に私は、
「これは俺が、なんとかしなきゃならない・・・」
という、
心の奥底からの叫びが聞こえたのです。
会食恐怖症克服に必要な”3つの識”とは?
そこから更に私は、
社交不安障害や会食恐怖症について学び直しました。
その結果、
会食恐怖症克服のためには、
「知識」・・・人の心や会食恐怖症についてよく知る
「認識」・・・物事の認識(捉え方)を変える
「見識」・・・実際に会食する経験を積む
この、
”3つの識”が大切だという事に行き着いたのです。
そして、
「会食恐怖症については、なかなか情報が少ない」
という事も痛感しました。
ですので当ブログ、
「会食恐怖症のからくり」では、
私の経験や学んだ知識をシェアしているというわけです。
完食する事を目的にしてはいけない!
詳しくは各記事を参照して欲しいのですが、
ここで言っておきたい事としては、
「会食恐怖症の克服を目指す」=「食事を完食する事を目指す」
という事ではありません。
最大の目的は、
「会食を心から楽しむ」という事です。
食事を完食するのは、その一要素に過ぎません。
それよりもむしろ、
「私(俺)少食だから、ご飯残すけど、、、それがなにか?(真顔)」
のような、
強固なメンタルを手に入れる事の方が重要なのです。
もちろん、
「沢山食べないと栄養が・・・」とか
「食べ物を残してはいけない・・・」などの意見もあるでしょう。
実際、今の世の中では、
大食い出来る人が賞賛されたりなどの風潮もありますから。
だけど、
自分の心が苦しくなってまで、
その常識に従う事はないのです。
なぜなら私が思うに人生は、
「正しいかどうかよりも、自分の心が楽しんでいるかどうか?」
これが大切だと感じてるからです。
あなたもそう思いませんか?
「会食恐怖症になって良かった!」という人を増やしたい。
冒頭でそういう風に書きましたが、
これが何故かというと、
会食恐怖症の克服を諦めずに、
「自分と向き合う事」を選択した延長線上の未来には、
会食恐怖症を克服した自分はもちろん、
遥かに強くしなやかなメンタルを持った自分が存在するからです。
(私が薬物療法のみの治療を推さないのは、
そういう理由もあります。)
実際、
社交不安障害(SAD)になる人は、
頭が良く、仕事ができ、優秀
慎重で綿密で、ミスが少ない
気配り上手で、人を裏切らない
そんな特徴を持つ人が多いと言われています。
また、私自身も、
「会食恐怖症のおかげで、人生がより良くなった」
と思っています。
なぜなら、
会食恐怖のおかげで、
自分と向き合うキッカケを得て、
より強い心を手に入れられましたし、
心の病がある方やその他の悩みを持つ人に、
より優しく接する事が出来るようになりました。
更に、
今このように燃えて活動していることも、
ある意味では会食恐怖症のおかげです。
もちろん、治療は簡単ではないと思うし、
精神的にネガティブになる事がかなり多いでしょう。
だけど、克服できるし、
その後の未来には更に強くしなやかな自分が待っている。
最終的には、
あなたを含めた皆で楽しく会食をして、
未来の明るい話に花を咲かせましょう。
無料のメール講座では、
より具体的な克服ステップをお伝えしていますので、
興味のある方こちらより気軽にお試しださい。
(プレゼントも、配布中ですので確認してみてくださいね。)
それでは、
最後までお読みいただき、有難うございました。